バナー広告「○○歳に見えない!」はクリック率を本当に上げる?

August 24, 2015

 

2015/8/24

エイジングケア系の化粧品、サプリ、サービスで特に40代、50代を対象にしたバナー広告でよく見かける表記が「45歳の私が使ったらこうなった!」「え?52歳?お母さんだったの?」「実年齢?若々しい49歳」といったものだ。特に健康美容系商品は広告表記が難しくダイレクトに説明ができない事も関係してこのような表記にならざるを得ないという事情もあるかもしれないが女性消費者の心理からそれらを見ると、必ずしも良いとは言えない。

 

 

 

年齢を重ねる事はマイナスなのか?と思わせてしまう

 

「え?52歳?お母さんだったの?」という文言だが、逆の意味で捉えると「お母さん=老けている」とならないか?

 

「若々しい49歳」という文言も、マイナスの意味で捉えれば「じゃぁ49歳は若くないの?」と思ってしまう。

 

「45歳の私が使ったらこうなった!」も不快感を覚える女性消費者も多い。欧米に比べて特に日本は年齢を過剰に意識するせいか様々な場面ですぐに年齢を表記したり(テレビ番組でも年齢表記が特に必要ない場面でも毎回表記している等)、出会ってすぐに年齢を聞いたりと何かと年齢で区切られる事が多い。

 

美魔女という言葉も流行り、定着したがこの言葉に違和感を覚える女性も多い。ま、魔女って。失礼ではないのか?そもそも何故年齢を重ねて美しい事が「魔女」になってしまうのか。これらの文言はあたかも「年を重ねている事は罪」のように感じてしまう。年齢を重ねれば重ねただけの美しさだってある。

 

 

 

 

年齢社会の日本。年齢ばかりにフォーカスしては辟易とさせる

 

「海外では年齢が離れていても友情が芽生えるが、日本では年齢が異なると友情が芽生えづらい」

「海外では年齢が上の女性の方が知的さ、教養、人生経験の豊富さから価値があり素敵な女性と思われる」

 

といった事をよく耳にする。日本は実に「年齢社会」だ、特に女性の場合は。仕事面だけではなく恋愛や結婚、出産といった場面でも年齢で判断される事が多い。年齢に辟易としているのにバナー広告まで「○○歳の私が使ったらこうなった!」と表記されては「これも年齢?」と思わざるを得ない。確かに理論から考えればそうする事はペルソナを明確にしているためピンポイントでターゲットにリーチしやすくなる。だが女性消費者は「感情」で買い物をする。感情面で考えるとこの戦略は決して正解とも言えない。中にはそのような表記に不快感を持たない女性消費者だって多いと思うしバナーをクリックしてくれるだろう。しかし今は多くの企業がその手法を取り入れたバナー広告を出している事を考慮するとそろそろ他社とは異なるバナー広告戦略を仕掛けた方が有利なのではないだろうか。

 

 

 

 

年齢に抗う事より、肯定し受容を促す表記が共感を呼ぶ

 

人口減、少子化、超高齢社会へと進む国内市場ではエイジングケア市場が今後更に拡大していくと期待されている。同時にエイジングケアを望む女性の需要は伸びていく訳だが、年齢に関する広告や見せ方戦略には上記のような考え方や側面もあるという事も考慮したい。

 

ー誰もが年をとる。でもいつまでもキレイで若くいたいと思う。しかし時の経過とともに老化は進むから更に焦りが募るそこに拍車をかけるように企業が若く見せよう!と畳み掛けてくるー。

 

それよりもひょっとしたら「その年齢である事を受容し楽しもう」といったような雰囲気を醸し出したり表記したりすれば女性に受け入れられ喜ばれるかもしれない。バナー広告やリーフレット等を作成する時には女性消費者の心理にもしっかり目を向けよう。

 

 

 

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